ケトルベル入門から応用まで:全てを解説 第8回: ケトルベルで柔軟性とリハビリをサポートする方法

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 ケトルベル入門から応用まで:全てを解説 第8回: ケトルベルで柔軟性とリハビリをサポートする方法  
 

ケトルベルは、筋力トレーニングだけでなく、柔軟性の向上やリハビリにも活用できる万能なツールです。
ケトルベルを使うことで、体幹や股関節の柔軟性を高め、怪我をしにくい体作りができます。
また、リハビリにおいては、ケトルベルの重量を調整することで、個々の状態に合わせたトレーニングが可能です。
今回は、ケトルベルを使って体をしなやかにし、怪我の予防やリハビリに役立つトレーニング方法を紹介します!




INDEX
ケトルベルを使った柔軟性向上エクササイズ
柔軟性を高めるためのケトルベルエクササイズ

「ケトルベルウィンドミル」や「ケトルベルゴブレットスクワット」は、柔軟性を高めるのに最適なエクササイズです。 特に股関節や体幹の柔軟性を向上させることで、全体的な動きの効率を改善し、怪我の予防にもつながります。


ケトルベルウィンドミル

ケトルベルウィンドミルは、肩の安定性、体幹の強化、股関節の柔軟性向上に効果的なエクササイズです。


やり方:
 1.スタートポジション: 足を肩幅より少し広めに開き、右手にケトルベルを持ちます。左手を腰に当て、体幹を安定させます。
 2.ケトルベルを上げる: 右腕をまっすぐ上に伸ばし、ケトルベルを頭上に持ち上げます。
 3.体を倒す: 左手を左脚に沿わせながら、左側に体を倒していきます。このとき、右腕はまっすぐ天井に向けたまま、視線はケトルベルに向けます。
 4.床にタッチ: 左手が床についたら、数秒間キープします。
 5.元の姿勢に戻る: ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
 6.反対側も同様に行う: 左手でケトルベルを持ち、反対側も同様に行います。

ポイント
 ・背筋をまっすぐ伸ばし、体幹を意識して行いましょう。
 ・呼吸を止めずに、ゆっくりと動作を行いましょう。
 ・最初は軽い重量のケトルベルを使用し、慣れてきたら徐々に重量を増やしていきましょう。
 ・無理のない範囲で、できる回数を繰り返しましょう。


ケトルベルゴブレットスクワット

ケトルベルゴブレットスクワットは、股関節の柔軟性向上、体幹強化、下半身の筋力強化に効果的なエクササイズです。



やり方:
 1.スタートポジション: 両足を肩幅に開き、背筋を伸ばして立ちます。ケトルベルのハンドルを両手で持ち、胸の前で垂直に構えます。
 2.スクワット: 息を吸いながら、太ももが床と平行になるまで腰を落とします。膝がつま先より前に出ないように、お尻を後ろに引くように意識しましょう。背筋をまっすぐ伸ばし、目線は正面に向けましょう。
 3.立ち上がる: 息を吐きながら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。かかとで床を押し出すように意識しましょう。
 4.繰り返す: 無理のない範囲で、できる回数を繰り返しましょう。

ポイント
 ・ケトルベルを胸の前でしっかりと保持し、体が前傾しないように注意しましょう。
 ・呼吸を止めずに、動作を行いましょう。
 ・腕だけでなく、体幹も意識して、安定した姿勢を保ちましょう。
 ・最初は軽い重量のケトルベルを使用し、慣れてきたら徐々に重量を増やしていきましょう。


これらのエクササイズを行うことで、体の柔軟性を高め、怪我をしにくい体作りに役立ちます!

リハビリに効果的なケトルベルの使い方
ケトルベルを使ったリハビリ方法

ケトルベルは、リハビリの一環としても非常に有効です。
軽い重量を使った「ケトルベルプレス」や「ケトルベルスラスター」は、筋力の回復を助け、可動域を広げるのに役立ちます。
また、バランスを鍛えることで、再発予防にも効果的です!


ケトルベルプレス

ケトルベルプレスは、肩の筋力強化、体幹安定性向上に効果的なエクササイズです。


やり方:
 1.スタートポジション: 両足を肩幅に開き、背筋を伸ばして立ちます。両手でケトルベルのハンドルを握り、胸の前で構えます。
 2.ケトルベルを上げる: 肘を軽く曲げたまま、ケトルベルを頭上まで押し上げます。
 3.トップでキープ: ケトルベルが頭上まで上がったら、一瞬動きを止め、腕をしっかり伸ばします。
 4.ケトルベルを下ろす: ゆっくりとコントロールしながら、ケトルベルを元の位置まで下ろします。
 5.繰り返す: 無理のない範囲で、できる回数を繰り返しましょう。

ポイント
 ・呼吸を止めずに、ゆっくりと動作を行いましょう。
 ・腕だけでなく、体幹も意識して、安定した姿勢を保ちましょう。
 ・最初は軽い重量のケトルベルを使用し、慣れてきたら徐々に重量を増やしていきましょう。
 ・無理のない範囲で、できる回数を繰り返しましょう。


ケトルベルスラスター

ケトルベルスラスターは、全身の筋力強化、心肺機能向上、脂肪燃焼などに効果的なエクササイズです。
スクワットとプレスの複合的な動きで、効率的にトレーニングすることができます。


やり方:
 1.スタートポジション: 両足を肩幅に開き、背筋を伸ばして立ちます。両手でケトルベルのハンドルを握り、胸の前で構えます (ゴブレットスクワットの姿勢)。
 2.スクワット: 息を吸いながら、太ももが床と平行になるまで腰を落とします。
 3.立ち上がりながらプレス: 息を吐きながら立ち上がり、同時にケトルベルを頭上まで押し上げます。
 4.ケトルベルを下ろす: ケトルベルを元の位置(胸の前)までコントロールしながら下ろします。
 5.繰り返す: 無理のない範囲で、できる回数を繰り返しましょう。

ポイント
 ・スクワットとプレスの動作をスムーズにつなげることが重要です。
 ・呼吸を止めずに、動作を行いましょう。
 ・腕だけでなく、体幹も意識して、安定した姿勢を保ちましょう。
 ・最初は軽い重量のケトルベルを使用し、慣れてきたら徐々に重量を増やしていきましょう。
 ・顔をケトルベルにぶつけないように注意しましょう。


リハビリにおける注意点
ケトルベルを使ったリハビリを行う場合は、事前に医師や理学療法士に相談し、自身の状態に合った重量やエクササイズを選択することが重要です。


まとめ

ケトルベルを活用することで、柔軟性の向上やリハビリも効果的に行うことができます。 自身の体力レベルや目的に合わせて、適切なエクササイズを選択し、継続して取り組むことが大切です。

次回最終回では、これまで紹介したエクササイズを統合した総合的なトレーニングプログラムを提案します。お楽しみに!

次回更新予定日は10月18日です。 『第9回: ケトルベルで実践する総合トレーニングプログラム』お見逃しなく!

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